おろち!

来年の干支は辰年ですが、
年賀状は投函されましたでしょうか。

龍の絵は今まで色々描いてきたので、
その拙作から選び年賀状にいたしました。

龍は男性的で蛇は女性的なイメージかな
蛇の絵はあまり描いてこなかったので
再来年は巳年ということもあり、
蛇の絵を描き始めようかと考えています。

お正月飾りの鏡餅の形は
三種の神器の一つ八咫鏡(やたのかがみ)に由来するとか、
とぐろを巻く蛇の姿に擬したものとも云われている。

大蛇を見るとも女を見るな。
女は人を惑わし、修行の妨げとなるので
大蛇よりも恐ろしいものだ、
という戒めの言葉だそうです。

大蛇というと、
古事記と日本書紀の神話に現れる大蛇、
八岐大蛇は頭と尾それぞれ八つあり、
八岐に分かれる大蛇で、
古事記では八俣遠呂智(ヤマタノオロチ)と表記。

出雲国簸河(ひのかわ)現在の島根県の斐伊川の
山河を表現しているのではないかと思います。

オロチの意味として、「お」は峰、「ろ」は接尾語、
「ち」は霊力、また霊力あるものの意。
蛇の一種の古語である「ミヅチ」や、
ヤマカガシを古来「ヤマカガチ」と呼んだそうで、
「ち」とは蛇を意味する説もあるようです。

八岐大蛇の生け贄になるところを
素戔嗚尊(すさのおのみこと)に救われ、
その妻となる稲田姫(いなだひめ)
古事記では「奇稲田姫」
日本書紀では「櫛名田比売」(くしなだひめ)と
表記される神話の女神。

奇し稲田(くしいなだ)姫
すなわち霊妙な稲田の女神と解釈され、
稲田の神として信仰されている。

出雲国風土記の飯石郡の項では
久志伊奈太美等与麻奴良比売命
(くしいなだみとよまぬらひめ)
という名前で登場し、

能登国の久志伊奈太伎比咩神社(石川県七尾市)では
久志伊奈太伎比咩(くしいなだきひめ)を
祀神としたという記述が延喜式神名帳にあり、
同一神と考えられる。

そういえば、石川県の能登半島にあった
邑知潟(おうちがた)は江戸時代末からの干拓により、
1968年(昭和43)潟は羽咋川と同化してほとんど消滅し、
大蛇(おろち)潟と云われていたような幼少の記憶が、
大蛇が棲む伝説の潟湖(せきこ)だったのだろうか。

拙作「おろち姫」ご笑覧いただければ幸いです。

「orochi」Copyright(C)2011 AoiFujimoto. All Rights Reserved.

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aoifujimoto について

1947年石川県金沢市生れ。69年平凡パンチ誌で8Pのイラストレーション作品掲載。73年芸術生活社の月刊芸術生活誌目次絵12点連載。75年に澁澤龍彦著東西不思議物語毎日新聞イラスト連載。87年集英社文庫カバー血の本シリーズイラスト連載。97年画文集怪物伝説白夜書房刊。02年富里市制記念親子馬の銅像デザイン制作。10年富里市案内板と27回トミサトスイカロードレースTシャツのイラストデザイン制作。個展13回。
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