空と水の悲しい物語

どの絵だったのだろうか?見当がつけられなかった。拙作を取り扱っているフランスの画商が参加したニューヨークのアート品評会(cutlog NY contemporary art fair may8-11,2014)で拙作が2点売れたと連絡があったとき、その画商は昔の拙作イラストレーション原画をたくさん持って行っていたので私はどの絵が売れたのか全くわからなかった。

それで画商から売れた絵の写真を送ってもらったが、売れた絵の1点は偶然にも今すでに描いている絵の元になった昔のイラストレーション原画だったので驚いた。その絵はたいした作品ではなく小さな鉛筆画だが、初期のイラストレーションはアートのように自由な感覚で描いていたので、その売れたイラストレーション原画はアートとして展示されたのだろう。

その画商から新作を催促されていて自由に好きな絵を描いてくれと依頼されたが、注文された内容を描くイラストレーターとしての習性で具体的注文内容がないと描き難いので、手始めに昔のイラストレーションをエスキースとして構成し直し、とりあえず手近かにあった小さなキャンバスに絵の具で描いていたところだった。

イラストレーションなので題名は特に無かったが、画商が作品リスト作りの都合上適当な題名を付けて作品整理している。この原画の題名は「鳥と魚の悲しい物語」と題名を付けられ私も気にいっているが、リメイクの新作と区別するために新作の題名を少し変更して異なる世界の葛藤を意図した。

若い頃には進めなかった画家への道がその画商の後押しでひらけてきたのかもしれない。今までのようにデジタルでイラストレーションも描くが、これからの晩年には特にアナログでのアート絵画制作に専念したいと思った。

「空と水の悲しい物語」

キャンバスにアクリル金泥 テクスチュアジェル サイズSM(227mmX158mm) 2014年5月制作

2014.The sad tale of sky & water
2014.The sad tale of sky & water,Copyright(C)2014 AoiFujimoto. All Rights Reserved.

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aoifujimoto について

1947年石川県金沢市生れ。69年平凡パンチ誌で8Pのイラストレーション作品掲載。73年芸術生活社の月刊芸術生活誌目次絵12点連載。75年に澁澤龍彦著東西不思議物語毎日新聞イラスト連載。87年集英社文庫カバー血の本シリーズイラスト連載。97年画文集怪物伝説白夜書房刊。02年富里市制記念親子馬の銅像デザイン制作。10年富里市案内板と27回トミサトスイカロードレースTシャツのイラストデザイン制作。個展13回。
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