シア充

はまってしまったかもしれない。先月の水墨画は不思議な御縁で描かせていただき無事に完了したが、その後、依頼主が龍神伝説のことも知らせていたことを思い出し、買い余った耳付きの画仙紙に墨で龍を描き続けている。今まで何度も昇り龍の同じ様な姿を描くために意匠惨澹してきたが、横760ミリに縦1430ミリの大きな水墨画には描いたことが無かったので、この流れでテンションを維持して制作できて有り難いと思った。

生き物のほとんどは横方向に移動するが縦に垂直移動もできるのは龍だけで、跳ねる鯉が滝を登る竜魚を経て龍となり竜巻のように昇華するイメージだ。絵は写真のように見えた物をただ見えるように描くだけではつまらなく、空想や思考など見えない世界を見えるように表現することが絵の役目であると愚考する。龍はデフォルメしたマンガにならないように、伝統的な古い技法に表現を束縛されないようにも心がけた。

和紙に吸い込まれる滲みやデジタルにはない墨の趣に魅了されてしまった。サイズが大きくても巻物にでき収納などに便利なことも都合が良い。先月から型にはまらない表現の墨絵を色々と試みながら描き続けていて心は充実している。リア充というよりもシア充で日々色んなことをしているが、やはり絵を描いている時が一番幸せかもしれない。画室の中央に和紙を置き、その周りに膝まづいたり腹這いになったりしながら七転八倒して描き続けているが、このような贅沢は今だからできるのかもしれない。 http://line.me/S/sticker/1178927

15YK

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aoifujimoto について

1947年石川県金沢市生れ。69年平凡パンチ誌で8Pのイラストレーション作品掲載。73年芸術生活社の月刊芸術生活誌目次絵12点連載。75年に澁澤龍彦著東西不思議物語毎日新聞イラスト連載。87年集英社文庫カバー血の本シリーズイラスト連載。97年画文集怪物伝説白夜書房刊。02年富里市制記念親子馬の銅像デザイン制作。10年富里市案内板と27回トミサトスイカロードレースTシャツのイラストデザイン制作。個展13回。
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