なにげに

ひとごとではないと愕然とした。先日ある親戚の葬儀に参列し、告別式の途中でなにげに様々なことを考えながら自分の歳を再認識して焦ってしまった。その故人の享年に私も近付きつつあり、いつ御迎えが来ても不思議ではないと痛感した。もちろん年齢に関係なく誰にも訪れる確実で公平な現実だが、そろそろ自分自身の最期の旅立ちについて準備する終活というものをしなければならない歳になったようだ。

いろいろある今を無事に生きるだけで精一杯なのに自分の死について考えることはマイナス志向で縁起が悪いと思っていた。しかし、生きている以上は何時かは直面する問題だからと観念し、考えることを先延ばして認知症などになってしまってからではどうにもならない。元気なうちに出来るだけ家族の負担を減らすために自分の意思や情報などをエンディングノートに書き留め残しておく必要があるだろうと思うようになった。

一般的な生き方ができずに、しっちゃかめっちゃか不器用に生きてきた私だが、慣習などに縛られない不偏不党のスタンスを守り、自己責任で自ら選択してきた人生なのでこの期に及んで後悔はしない。それでも普通の責務として預貯金とクレジットカードや不動産などの資産や保険などの諸手続きのための情報や知人の連絡先と自分の葬式やお墓についての方針を家族に明記しておかなければならないだろう。

その他にも、保存している多くのイラスト原画とデジタルデータや蔵書などと、6匹の愛猫たちのうち生き残ったペットの行く末だけは大変に気がかりなので、それなりの手配をしておきたい。何事も無理をせずに自分らしさが一番大切で、後で家族に面倒な負債を残すことだけはしたくない。立つ鳥跡を濁さず、自分の人生を有終の美で締めくくりたい。

NoReason

若者ことば「なにげに」
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aoifujimoto について

1947年石川県金沢市生れ。69年平凡パンチ誌で8Pのイラストレーション作品掲載。73年芸術生活社の月刊芸術生活誌目次絵12点連載。75年に澁澤龍彦著東西不思議物語毎日新聞イラスト連載。87年集英社文庫カバー血の本シリーズイラスト連載。97年画文集怪物伝説白夜書房刊。02年富里市制記念親子馬の銅像デザイン制作。10年富里市案内板と27回トミサトスイカロードレースTシャツのイラストデザイン制作。個展13回。
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