赤トンボ

そろそろ今年の夏もおしまいだなぁと思った。犬と田舎道を散歩しているとき、いつのまにか周りに秋の気配がするトンボが飛び交っているのを見かける。トンボと言えば童謡の赤トンボを思い出し郷愁に誘われるが、調べてみると、その名前のトンボは無いらしい。俗に赤トンボと呼ばれているのはアキアカネやウスバキトンボという名前らしく、ナツアカネの雄は全身真っ赤になるがアキアカネのように集団行動はしないらしい。その他にも赤くならない赤トンボの種類もいるよう。

アキアカネは日本を代表する赤トンボだ。田植えが始まるころに羽化し、夏は涼しい山の方へ移動していて、初秋のころに集団で山から平地へと移動してくる。トンボは蚊や蝿などの害虫を食べ、蛙や小鳥たちのエサとなり里山の生態系として農耕や実りに有益な虫である。それでトンボは田の守り神として、カミサマトンボや精霊トンボや盆トンボや彼岸トンボなどとも呼ばれ、お盆の時期に先祖の霊魂がトンボに化身して訪れているのだとする民間信仰もある。

かつては大群舞する赤トンボが見られたが、近年では赤トンボは減少し、群れ飛ぶ壮大な様も見られなくなったようだ。酷暑もおさまり秋の訪れを告げる赤トンボは日本の清々しい田園の秋景色となり、豊穣の原風景となった。私のFacebookカバー絵シリーズとしての拙作ですが、処暑にふさわしい刻露清秀の気分を感じていただければ幸いだ。

Dragonflys

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aoifujimoto について

1947年石川県金沢市生れ。69年平凡パンチ誌で8Pのイラストレーション作品掲載。73年芸術生活社の月刊芸術生活誌目次絵12点連載。75年に澁澤龍彦著東西不思議物語毎日新聞イラスト連載。87年集英社文庫カバー血の本シリーズイラスト連載。97年画文集怪物伝説白夜書房刊。02年富里市制記念親子馬の銅像デザイン制作。10年富里市案内板と27回トミサトスイカロードレースTシャツのイラストデザイン制作。個展13回。
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